【実例】相続で揉めて空き家の売却を断念したお客様のケース

今回は、過去に美濃加茂市で実際にご相談いただいた「相続トラブルによって空き家の売却を断念されたお客様」のお話をご紹介します。
相続の問題は、誰にでも起こりうる身近なトラブルです。
同じような状況で悩んでいる方の参考になれば幸いです。


■ ご相談のきっかけ

ご相談くださったのは、関市にある築40年以上の木造住宅を相続されたA様。
お父様が亡くなり、兄弟3人で実家を相続されたのですが、誰も住む予定がなく、管理も難しいため、売却を検討されていました。

A様はこう話してくださいました。

「兄弟で話し合って、空き家のままにするのはもったいないと思って…。でも、なかなか意見がまとまらなくて。」


■ 相続人が複数いる場合、売却には“全員の同意”が必要

空き家を相続すると、その不動産は共有名義になります。
つまり、相続人の一人が「売りたい」と思っても、他の相続人全員の同意がないと売却はできません。

このケースでも、

  • 長男の方は「すぐにでも売りたい」

  • 次男の方は「思い出の家なので残したい」

  • 三男の方は「誰が管理するのか分からない」

というように、意見が分かれてしまいました。


■ 話し合いが進まないまま、空き家は老朽化…

当社では、売却の流れや査定額をご説明し、複数の選択肢をご提案しました。
しかし、相続人同士の話し合いが進まず、最終的には売却をいったん見送ることに。

その後も、誰も住まないまま2年が経過し、建物は急速に老朽化。
固定資産税の負担だけが残り、A様からは

「あの時もっと早く動いていればよかった」
というお言葉をいただきました。


■ 相続トラブルを防ぐためにできること

このようなトラブルを避けるためには、次のような対策が効果的です。

  1. 相続が発生したら早めに話し合う
     感情的になりやすい時期ですが、早めに方向性を決めることが大切です。

  2. 不動産会社など第三者を交えて相談する
     家族だけで話してもまとまらない場合は、専門家を間に入れることで冷静な判断ができます。

  3. 相続登記を済ませておく
     名義が曖昧なままだと、手続きがさらに複雑になります。2024年からは義務化されています。

  4. 遺言書や事前の相続対策をしておく
     親世代が元気なうちに準備しておくことで、後のトラブルを大きく減らせます。


■ なるとふどうさん株式会社からのメッセージ

相続で揉めてしまうのは、決して珍しいことではありません。
特に実家や空き家は「思い出」と「お金」の両方が絡むため、感情的になりやすいものです。

 

なるとふどうさん株式会社では、
相続による不動産の共有問題や売却トラブルについても、第三者の立場から丁寧にサポートしています。